T様邸 浴室等室内改修工事
この度、「お風呂の寒さを何とかしたい」とご相談を賜わりましたT様邸。
現地の浴室を拝見したところ、脱衣所、浴室ともに断熱が不充分で冷気が伝わっていることがことが想像出来ました。
水廻り中心にお住まいの状況を確認させていただきましたところ、
弊社の担当者は、「これは浴室のみ交換しても”寒さを解消し、快適に入浴できる”という状態にはならず、
結果としてご満足いただけないのでは・・・」と、思ったのです。
理由その1 勝手口アルミドアから脱衣スペースに冷気が侵入している。
理由その2 建物全体的に床下からも冷気が侵入している。
理由その3 給水設備・給湯設備の老朽化(湧水を引き込み、ポンプで屋内へ送っている)
(理由その3”湧水を引き込み”の部分は、さく井(井戸掘り)工事も関係しています。
施工例の外溝関係欄に別途掲載しております。
そこで、お住まいに関するお悩みや、使い勝手についてもっと深くお伺いした上で、
今年度の北広島市リフォーム支援制度がお使いになれる事をお伝えし、総合的なリフォームのご提案をさせていただくことになりました。
そして、始まったのが以下の工事です。
①勝手口ドア交換
廊下へ冷気が伝わるのを軽減する、断熱タイプのドアに取り替え。
②浴室改修
実際にメーカーショールームで製品をご覧いただき、天井・床・壁の全てを断熱仕様にしたユニットバスを選定頂きました。
併せて勝手口の使いやすさ、動線を考慮し、浴室まわりのレイアウトを変更。
ユニットバスを選定するにあたり難点は、浴室の天井部分の傾斜でした。
これは、一定の規格で作られているユニットバスには高さの制限があるからです。
現在では勾配天井に対応した加工もできるようになっておりますが
(浴室の規定の高さはそのままに、干渉する勾配部分だけをななめにカットいたします。)
メーカーさん曰く、「北海道で、この施工をするのは初めてです。」とのことでした。
③給湯設備交換
お風呂を沸かすための風呂釜を、浴室シャワーや台所にもお湯を供給するボイラーにお取り替えしました。
④床下断熱処理
床板のみの状態だったところに、ウレタンを吹き付ける断熱工法を施しました。
これにより隙間風による冷気も遮断されました。
⑤キッチン交換
ボイラー設置や配管の変更に伴い、流し台をスペースに合ったものに交換。
収納がぐーんと増え、凹凸が少ないお掃除らくらくキッチンになりました。
⑥洗濯機スペースの新設
また、キッチン横の洗濯機も脱衣室スペース側に新設し、動線や音の問題も解消できました。
当初のご依頼内容とは、大幅にリフォームプランが変更になりましたが、「暖かい家で過ごす今年の冬が楽しみです」とおっしゃっていただけました。
さく井工事も含めて、ご相談から2か月弱と、お客様には大変お待たせいたしましたが、
リフォーム等にご提案に対して、弊社を信頼し、工事にもご協力いただきましたT様に感謝申し上げます。